人生を変えた一手

12月 14, 2009

平成元年だったか、たまたま自宅でテレビを見ていました。
そのときはたまたま将棋の羽生と加藤元名人とが将棋を指していました。
局面は羽生が明らかに不利で、羽生の陣地は燃え上がり、飛車角が羽生の陣地に深く突き刺さり、容易にはふりほどくことができないようにみえる局面でした。

しかも羽生の王様はほとんど丸裸で、その王様を守る駒もありません。
ところが、もうだめかと私が思っているその最中に羽生の手が伸びて、加藤の陣地に銀を打ちました。

ところがこの銀がタダ駒なんですね。
飛車でも取れるし、金でも取れる。

ただこの瞬間、私はただごとではないと直感しました。

おそらくこの番組を見ていた方は多いとおもうのです。
確か羽生が大山、中原、加藤、谷川の四人の名人をなぎ倒してNHK杯で優勝した年であったと記憶しています。

たしかにただごとではありませんでした。
飛車でも金でも取れるのですが、そのタダ駒を取ると加藤の王様は即詰みになります。

これに気付いた加藤は自分の王様をとっさに逃げさせますが、さらに追撃する手がこれまた詰めろ。

後は見後な収束に向かいました。
こんな世界があるんだ、と私は完全にテレビの画面の中に引き込まれてしまいました。
まさに私にとって羽生の一手は人生を変えたものになりました。

Hello world!

12月 14, 2009

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